治療スケジュール
概要
監修医師

Nogitecan:ノギテカン(ハイカムチン®)

投与量コース投与日
1.0mg/m²1~Day1~5

前投薬

デキサメタゾン3.3~6.6mg 静注 (4~8mg経口) 単剤投与
状況に応じてプロクロルペラジンもしくはメトクロプラミドの使用やロラゼパムやH2受容体拮抗薬あるいはプロトンポンプ阻害薬の併用も検討

その他

1コース21日間。
レジメン
Nogitecan
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。

薬剤情報

ハイカムチン® (添付文書 / 適正使用情報*)

*日本化薬株式会社の外部サイトへ遷移します

用法用量

前投薬

デキサメタゾン3.3~6.6mg 静注 (4~8mg経口) 単剤投与

状況に応じてプロクロルペラジンもしくはメトクロプラミドの使用やロラゼパムやH2受容体拮抗薬あるいはプロトンポンプ阻害薬の併用も検討

投与開始基準

JCOG0605試験¹⁾より抜粋

20~75歳で、 組織学的または細胞学的に小細胞肺癌が確認され、 プラチナ製剤をベースとした一次化学療法または放射線療法が奏効した以下に該当する患者

増量・減量基準

初回基準量と増減量レベル

主な有害事象

JCOG0605試験¹⁾

有害事象データを一部引用 (カッコ内はGrade3~4)

主な有害事象

  • 好中球数減少 100% (85.6%)
  • 白血球数減少 98.9% (51.1%)
  • 貧血 88.9% (27.8%)
  • 血小板数減少 77.8% (27.8%)
  • ALT上昇 36.7% (1.1%)
  • AST上昇 25.6% (0%)
  • 悪心 45.6% (2.2%)
  • 便秘 41.1% (1.1%)
  • 倦怠感 37.8% (1.1%)
  • 発熱 15.6% (1.1%)
  • 下痢 13.3% (0%)
  • 嘔吐 8.9% (0%)
  • 粘膜炎 (臨床検査) 7.8% (0%)
  • 粘膜炎 (機能性または症候性) 6.7% (0%)

注意すべき有害事象

  • 脱毛症 27.8% (0%)

特徴と注意点

欧米における2次治療の標準レジメン*だが、 国内ではAMR (Amrubicin) が主流である。

*投与量が国内外で異なる

出典

  1. Combined chemotherapy with cisplatin, etoposide, and irinotecan versus topotecan alone as second-line treatment for patients with sensitive relapsed small-cell lung cancer (JCOG0605): a multicentre, open-label, randomised phase 3 trial. Lancet Oncol. 2016 Aug;17(8):1147-1157. PMID: 27312053
最終更新日 : 2023年12月25日
監修医師:HOKUTO編集部医師監修

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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ノギテカン (ハイカムチン®)
2024年05月14日更新

Nogitecan:ノギテカン(ハイカムチン®)

投与量コース投与日
1.0mg/m²1~Day1~5

前投薬

デキサメタゾン3.3~6.6mg 静注 (4~8mg経口) 単剤投与
状況に応じてプロクロルペラジンもしくはメトクロプラミドの使用やロラゼパムやH2受容体拮抗薬あるいはプロトンポンプ阻害薬の併用も検討

その他

1コース21日間。

概要

本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。

薬剤情報

ハイカムチン® (添付文書 / 適正使用情報*)

*日本化薬株式会社の外部サイトへ遷移します

用法用量

前投薬

デキサメタゾン3.3~6.6mg 静注 (4~8mg経口) 単剤投与

状況に応じてプロクロルペラジンもしくはメトクロプラミドの使用やロラゼパムやH2受容体拮抗薬あるいはプロトンポンプ阻害薬の併用も検討

投与開始基準

JCOG0605試験¹⁾より抜粋

20~75歳で、 組織学的または細胞学的に小細胞肺癌が確認され、 プラチナ製剤をベースとした一次化学療法または放射線療法が奏効した以下に該当する患者

増量・減量基準

初回基準量と増減量レベル

主な有害事象

JCOG0605試験¹⁾

有害事象データを一部引用 (カッコ内はGrade3~4)

主な有害事象

  • 好中球数減少 100% (85.6%)
  • 白血球数減少 98.9% (51.1%)
  • 貧血 88.9% (27.8%)
  • 血小板数減少 77.8% (27.8%)
  • ALT上昇 36.7% (1.1%)
  • AST上昇 25.6% (0%)
  • 悪心 45.6% (2.2%)
  • 便秘 41.1% (1.1%)
  • 倦怠感 37.8% (1.1%)
  • 発熱 15.6% (1.1%)
  • 下痢 13.3% (0%)
  • 嘔吐 8.9% (0%)
  • 粘膜炎 (臨床検査) 7.8% (0%)
  • 粘膜炎 (機能性または症候性) 6.7% (0%)

注意すべき有害事象

  • 脱毛症 27.8% (0%)

特徴と注意点

欧米における2次治療の標準レジメン*だが、 国内ではAMR (Amrubicin) が主流である。

*投与量が国内外で異なる

出典

  1. Combined chemotherapy with cisplatin, etoposide, and irinotecan versus topotecan alone as second-line treatment for patients with sensitive relapsed small-cell lung cancer (JCOG0605): a multicentre, open-label, randomised phase 3 trial. Lancet Oncol. 2016 Aug;17(8):1147-1157. PMID: 27312053
最終更新日 : 2023年12月25日
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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