概要
監修医師
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。

薬剤情報

カルセド® (添付文書 / 適正使用情報)

*日本化薬株式会社の外部サイトへ遷移します

用法用量

JCOG0901試験¹⁾より抜粋
添付文書ではアムルビシンとして45mg/m² (体表面積) を1日1回3日間連日静脈内に投与し、 3~4週間休薬

投与開始基準

JCOG0901試験¹⁾より抜粋

組織学的または細胞学的にSCLCであることが証明され、 1つまたは2つの化学療法レジメン (少なくとも1つはプラチナ製剤をベースとしたもの) による治療抵抗性のある20~74歳の以下に該当する患者

減量基準

JCOG0901試験¹⁾より抜粋

初回基準量と減量レベル

主な有害事象

JCOG0901試験¹⁾

Grade3~4の有害事象データを一部引用

主な有害事象

  • 好中球数減少 93.9%
  • 白血球減少 85.4%
  • 発熱性好中球減少症 26.8%
  • 貧血 25.6%
  • 血小板数減少 20.7%
  • ALT増加 4.9%
  • AST増加 3.7%
  • 倦怠感 1.2%
  • 体重減少 1.2%
  • 悪心 1.2%

注意すべき有害事象

  • 高血糖 16.4%
  • 感覚性ニューロパチー 1.2%

特徴と注意点

  • 40mg/m²が標準的な投与量だが、 治療ラインやPSによっては35mg/m²も選択肢となる。
  • 発熱性好中球減少症の頻度も高く、 予防的なG-CSF投与の対象となる

参考文献

  1. A single-arm confirmatory study of amrubicin therapy in patients with refractory small-cell lung cancer: Japan Clinical Oncology Group Study (JCOG0901). Lung Cancer. 2014 Apr;84(1):67-72. PMID: 24530204
最終更新日 : 2023年12月26日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師

レジメン
AMR (Amrubicin)
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

監修・協力医一覧
レジメン
AMR (Amrubicin)
レジメン
AMR (Amrubicin)

AMR (Amrubicin)

アムルビシン (カルセド®)
2023年12月26日更新
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。

薬剤情報

カルセド® (添付文書 / 適正使用情報)

*日本化薬株式会社の外部サイトへ遷移します

用法用量

JCOG0901試験¹⁾より抜粋
添付文書ではアムルビシンとして45mg/m² (体表面積) を1日1回3日間連日静脈内に投与し、 3~4週間休薬

投与開始基準

JCOG0901試験¹⁾より抜粋

組織学的または細胞学的にSCLCであることが証明され、 1つまたは2つの化学療法レジメン (少なくとも1つはプラチナ製剤をベースとしたもの) による治療抵抗性のある20~74歳の以下に該当する患者

減量基準

JCOG0901試験¹⁾より抜粋

初回基準量と減量レベル

主な有害事象

JCOG0901試験¹⁾

Grade3~4の有害事象データを一部引用

主な有害事象

  • 好中球数減少 93.9%
  • 白血球減少 85.4%
  • 発熱性好中球減少症 26.8%
  • 貧血 25.6%
  • 血小板数減少 20.7%
  • ALT増加 4.9%
  • AST増加 3.7%
  • 倦怠感 1.2%
  • 体重減少 1.2%
  • 悪心 1.2%

注意すべき有害事象

  • 高血糖 16.4%
  • 感覚性ニューロパチー 1.2%

特徴と注意点

  • 40mg/m²が標準的な投与量だが、 治療ラインやPSによっては35mg/m²も選択肢となる。
  • 発熱性好中球減少症の頻度も高く、 予防的なG-CSF投与の対象となる

参考文献

  1. A single-arm confirmatory study of amrubicin therapy in patients with refractory small-cell lung cancer: Japan Clinical Oncology Group Study (JCOG0901). Lung Cancer. 2014 Apr;84(1):67-72. PMID: 24530204
最終更新日 : 2023年12月26日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師

こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

監修・協力医一覧
レジメン(呼吸器)

がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。

主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。

なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。

また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。