計算
概要
監修医師

腎障害時の用量調整

CrCl1回投与量投与間隔
50~250~500mg6時間ごと
10~50250~500mg8~12時間ごと
0~10250~500mg24~48時間ごと
血液透析
250~500mg 12~24時間毎 (透析日は透析後投与)
性別
kg
mg/dL
出典と注意点
サンフォード感染症治療ガイド2020
CrCl
--
ml/min
セファレキシン
CEX (ケフレックス®など)

ポイント

  • 第一世代セフェム系の経口抗菌薬
  • 経口吸収率が90%以上と良好
  • カプセル/錠剤は1日4回なのがネック

どんな細菌に効くの?

セファレキシン
  • MRSAと腸球菌を除くグラム陽性球菌をメインにカバー
  • 一部のグラム陰性桿菌にも活性を有する

日常臨床で使用する疾患例

  • MSSAやβ溶連菌による骨・皮膚軟部組織感染症の第一選択薬の1つ
  • CEZセファゾリンからの内服移行
  • 膀胱炎に対する選択薬の1つ

臨床使用例

  • カプセル/錠剤 1回 250-500mg 6時間毎 (1日4回)
  • 顆粒 1回 500-1000mg 12時間毎 (1日2回)
  • ※顆粒は長時間作用型で1日2回で良い

注意点

  • 腎排泄であり、 腎機能障害患者には要減量.
  • 1日4回の投与が必要である点が、 1日3回のセファクロルと比較してコンプライアンスに注意が必要.
  • 経口吸収率が良いため、 患者の状態が安定していれば内服への移行が可能

参考商品名

最終更新:2024年3月25日
監修医師:聖路加国際病院/MDアンダーソンがんセンター感染症科 松尾貴公

セファレキシン
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
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監修・協力医一覧
セファレキシン
セファレキシン

セファレキシン

CEX(ケフレックス®)
2022年02月21日更新

腎障害時の用量調整

CrCl1回投与量投与間隔
50~250~500mg6時間ごと
10~50250~500mg8~12時間ごと
0~10250~500mg24~48時間ごと
血液透析
250~500mg 12~24時間毎 (透析日は透析後投与)
性別
kg
mg/dL
出典と注意点
サンフォード感染症治療ガイド2020
CrCl
--
ml/min

概要

CEX (ケフレックス®など)

ポイント

  • 第一世代セフェム系の経口抗菌薬
  • 経口吸収率が90%以上と良好
  • カプセル/錠剤は1日4回なのがネック

どんな細菌に効くの?

セファレキシン
  • MRSAと腸球菌を除くグラム陽性球菌をメインにカバー
  • 一部のグラム陰性桿菌にも活性を有する

日常臨床で使用する疾患例

  • MSSAやβ溶連菌による骨・皮膚軟部組織感染症の第一選択薬の1つ
  • CEZセファゾリンからの内服移行
  • 膀胱炎に対する選択薬の1つ

臨床使用例

  • カプセル/錠剤 1回 250-500mg 6時間毎 (1日4回)
  • 顆粒 1回 500-1000mg 12時間毎 (1日2回)
  • ※顆粒は長時間作用型で1日2回で良い

注意点

  • 腎排泄であり、 腎機能障害患者には要減量.
  • 1日4回の投与が必要である点が、 1日3回のセファクロルと比較してコンプライアンスに注意が必要.
  • 経口吸収率が良いため、 患者の状態が安定していれば内服への移行が可能

参考商品名

最終更新:2024年3月25日
監修医師:聖路加国際病院/MDアンダーソンがんセンター感染症科 松尾貴公

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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抗菌薬ガイド

抗菌薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬の腎機能別投与量の計算や、主な適応疾患、スペクトラムを確認することができます。監修は、MDアンダーソンがんセンター 兼 聖路加国際病院感染症科の松尾貴公先生。

※薬剤選択時には、必ず添付文書および最新安全性情報も併せてご確認下さい。