薬剤情報
後発品
薬効分類痛風・高尿酸血症治療薬 > 尿酸排泄促進薬
一般名プロベネシド錠
薬価18.7
メーカー科研製薬
最終更新2023年02月改訂(第1版)

用法・用量

〈痛風〉

プロベネシドとして、通常、成人1日0.5〜2gを分割経口投与し、その後維持量として1日1〜2gを2〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

〈ペニシリン・パラアミノサリチル酸の血中濃度維持〉

プロベネシドとして、通常、成人1日1〜2gを4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

1). 痛風。

2). ペニシリン・パラアミノサリチル酸の血中濃度維持。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 溶血性貧血、再生不良性貧血(いずれも頻度不明)〔8.1参照〕。

11.1.2. アナフィラキシー(頻度不明)。

11.1.3. 肝壊死(頻度不明)〔8.2参照〕。

11.1.4. ネフローゼ症候群(頻度不明)。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 血液:(頻度不明)貧血。

2). 過敏症:(0.1〜5%未満)皮膚炎、(頻度不明)発熱、そう痒。

3). 消化器:(0.1〜5%未満)食欲不振、胃部不快感、(頻度不明)悪心・嘔吐。

4). その他:(0.1〜5%未満)頭痛、(頻度不明)めまい、頻尿、歯肉痛、潮紅。

発現頻度は再評価結果を含む。

禁忌

2.1. 腎臓結石症の患者[尿中尿酸排泄量の増大により症状を悪化させるおそれがある]。

2.2. 高度腎障害のある患者〔9.2.1参照〕。

2.3. 血液障害のある患者[血液障害が悪化するおそれがある]。

2.4. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

2.5. 2歳未満の乳幼児〔9.7.1参照〕。

重要な基本的注意

8.1. 〈効能共通〉溶血性貧血、再生不良性貧血があらわれることがあるので、定期的に血液学的検査を行うなど観察を十分に行うこと〔11.1.1参照〕。

8.2. 〈効能共通〉肝壊死があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど観察を十分に行うこと〔11.1.3参照〕。

8.3. 〈痛風〉急性痛風発作がおさまるまで、本剤の投与を開始しないこと。

8.4. 〈痛風〉投与初期に尿酸の移動により痛風発作の一時的な増強をみることがある。

8.5. 〈痛風〉本剤投与中に痛風が増悪した場合には、コルヒチン、インドメタシン等を併用すること。

8.6. 〈痛風〉尿が酸性の場合、痛風患者に尿酸結石及びこれに由来する血尿、腎仙痛、肋骨脊椎痛等の症状を起こしやすいので、これを防止するため、水分の摂取による尿量の増加及び尿のアルカリ化をはかること(なお、この場合には、患者の酸・塩基平衡に注意すること)。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 消化性潰瘍の既往歴のある患者:消化性潰瘍が再発するおそれがある。

(腎機能障害患者)

9.2.1. 高度腎障害のある患者:投与しないこと(尿中尿酸排泄量の増大により症状を悪化させるおそれがある。なお、本剤は慢性腎不全<特に糸球体濾過値30mL/分以下>の患者には無効とされている)〔2.2参照〕。

相互作用

10.2. 併用注意:

1). サリチル酸系薬剤(アスピリン等)[本剤の尿酸排泄作用に拮抗する(機序は不明であるが、腎尿細管分泌部位での阻害、血漿アルブミンの結合部位の競合によると考えられている)]。

2). インドメタシン、ナプロキセン[これら薬剤の半減期の延長・AUCの増加等の報告があるので、併用する場合には減量するなど注意すること(本剤が併用薬の腎尿細管からの分泌、胆汁中への排泄を抑制するためと考えられている)]。

3). ジドブジン[これら薬剤の半減期の延長・AUCの増加等の報告があるので、併用する場合には減量するなど注意すること(本剤がジドブジンのグルクロン酸抱合を阻害し、また、抱合体の腎排泄を抑制するためと考えられている)]。

4). 経口糖尿病用剤(スルホニルウレア系経口糖尿病用剤、スルホニルアミド系経口糖尿病用剤)、パントテン酸、セファロスポリン系抗生物質、ペニシリン系抗生物質(アンピシリン水和物等)、アシクロビル、バラシクロビル塩酸塩、ザルシタビン、ガチフロキサシン水和物、ジアフェニルスルホン[これら薬剤の半減期の延長・AUCの増加等の報告があるので、併用する場合には減量するなど注意すること(本剤がこれら薬剤の腎尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させるためと考えられている)]。

5). メトトレキサート[メトトレキサートの中毒症状<口内炎・汎血球減少>があらわれたとの報告があるので、併用する場合には減量するなど注意すること(本剤がこれら薬剤の腎尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させるためと考えられている)]。

6). 経口抗凝血剤(ワルファリン)、サルファ剤[これら薬剤の作用を増強するおそれがある(本剤がこれら薬剤の腎尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させるためと考えられている)]。

7). ガンシクロビル[ガンシクロビルの半減期が延長しAUCが増加するおそれがある(本剤がこれら薬剤の腎尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させるためと考えられている)]。

8). ノギテカン塩酸塩[ノギテカン塩酸塩の腎クリアランスが低下するおそれがある(動物実験において、ノギテカン塩酸塩の腎排泄に有機アニオントランスポーターが関与していることが示唆されているため)]。

高齢者

減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等

9.7.1. 2歳未満の乳幼児:投与しないこと〔2.5参照〕。

臨床検査結果に及ぼす影響

12.1. ベネディクト試薬による尿糖検査では偽陽性を呈することがある。

12.2. パラアミノ馬尿酸の尿中排泄を抑制、フェノールスルホンフタレインの尿中排泄を抑制、17−ケトステロイドの尿中排泄を抑制することがある。

12.3. スルホブロモフタレインの肝及び腎からの排泄を抑制することがある。

過量投与

13.1. 症状

過量投与時、昏睡や中枢神経系が刺激され痙攣、呼吸不全を引き起こすことがある。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

ベネシッド錠250mg
後発品はありません
ベネシッド錠250mg
ベネシッド錠250mg

ベネシッド錠250mg

痛風・高尿酸血症治療薬 > 尿酸排泄促進薬
2023年02月改訂(第1版)
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後発品
薬効分類痛風・高尿酸血症治療薬 > 尿酸排泄促進薬
一般名プロベネシド錠
薬価18.7
メーカー科研製薬
最終更新2023年02月改訂(第1版)

用法・用量

〈痛風〉

プロベネシドとして、通常、成人1日0.5〜2gを分割経口投与し、その後維持量として1日1〜2gを2〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

〈ペニシリン・パラアミノサリチル酸の血中濃度維持〉

プロベネシドとして、通常、成人1日1〜2gを4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

1). 痛風。

2). ペニシリン・パラアミノサリチル酸の血中濃度維持。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 溶血性貧血、再生不良性貧血(いずれも頻度不明)〔8.1参照〕。

11.1.2. アナフィラキシー(頻度不明)。

11.1.3. 肝壊死(頻度不明)〔8.2参照〕。

11.1.4. ネフローゼ症候群(頻度不明)。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 血液:(頻度不明)貧血。

2). 過敏症:(0.1〜5%未満)皮膚炎、(頻度不明)発熱、そう痒。

3). 消化器:(0.1〜5%未満)食欲不振、胃部不快感、(頻度不明)悪心・嘔吐。

4). その他:(0.1〜5%未満)頭痛、(頻度不明)めまい、頻尿、歯肉痛、潮紅。

発現頻度は再評価結果を含む。

禁忌

2.1. 腎臓結石症の患者[尿中尿酸排泄量の増大により症状を悪化させるおそれがある]。

2.2. 高度腎障害のある患者〔9.2.1参照〕。

2.3. 血液障害のある患者[血液障害が悪化するおそれがある]。

2.4. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

2.5. 2歳未満の乳幼児〔9.7.1参照〕。

重要な基本的注意

8.1. 〈効能共通〉溶血性貧血、再生不良性貧血があらわれることがあるので、定期的に血液学的検査を行うなど観察を十分に行うこと〔11.1.1参照〕。

8.2. 〈効能共通〉肝壊死があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど観察を十分に行うこと〔11.1.3参照〕。

8.3. 〈痛風〉急性痛風発作がおさまるまで、本剤の投与を開始しないこと。

8.4. 〈痛風〉投与初期に尿酸の移動により痛風発作の一時的な増強をみることがある。

8.5. 〈痛風〉本剤投与中に痛風が増悪した場合には、コルヒチン、インドメタシン等を併用すること。

8.6. 〈痛風〉尿が酸性の場合、痛風患者に尿酸結石及びこれに由来する血尿、腎仙痛、肋骨脊椎痛等の症状を起こしやすいので、これを防止するため、水分の摂取による尿量の増加及び尿のアルカリ化をはかること(なお、この場合には、患者の酸・塩基平衡に注意すること)。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 消化性潰瘍の既往歴のある患者:消化性潰瘍が再発するおそれがある。

(腎機能障害患者)

9.2.1. 高度腎障害のある患者:投与しないこと(尿中尿酸排泄量の増大により症状を悪化させるおそれがある。なお、本剤は慢性腎不全<特に糸球体濾過値30mL/分以下>の患者には無効とされている)〔2.2参照〕。

相互作用

10.2. 併用注意:

1). サリチル酸系薬剤(アスピリン等)[本剤の尿酸排泄作用に拮抗する(機序は不明であるが、腎尿細管分泌部位での阻害、血漿アルブミンの結合部位の競合によると考えられている)]。

2). インドメタシン、ナプロキセン[これら薬剤の半減期の延長・AUCの増加等の報告があるので、併用する場合には減量するなど注意すること(本剤が併用薬の腎尿細管からの分泌、胆汁中への排泄を抑制するためと考えられている)]。

3). ジドブジン[これら薬剤の半減期の延長・AUCの増加等の報告があるので、併用する場合には減量するなど注意すること(本剤がジドブジンのグルクロン酸抱合を阻害し、また、抱合体の腎排泄を抑制するためと考えられている)]。

4). 経口糖尿病用剤(スルホニルウレア系経口糖尿病用剤、スルホニルアミド系経口糖尿病用剤)、パントテン酸、セファロスポリン系抗生物質、ペニシリン系抗生物質(アンピシリン水和物等)、アシクロビル、バラシクロビル塩酸塩、ザルシタビン、ガチフロキサシン水和物、ジアフェニルスルホン[これら薬剤の半減期の延長・AUCの増加等の報告があるので、併用する場合には減量するなど注意すること(本剤がこれら薬剤の腎尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させるためと考えられている)]。

5). メトトレキサート[メトトレキサートの中毒症状<口内炎・汎血球減少>があらわれたとの報告があるので、併用する場合には減量するなど注意すること(本剤がこれら薬剤の腎尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させるためと考えられている)]。

6). 経口抗凝血剤(ワルファリン)、サルファ剤[これら薬剤の作用を増強するおそれがある(本剤がこれら薬剤の腎尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させるためと考えられている)]。

7). ガンシクロビル[ガンシクロビルの半減期が延長しAUCが増加するおそれがある(本剤がこれら薬剤の腎尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させるためと考えられている)]。

8). ノギテカン塩酸塩[ノギテカン塩酸塩の腎クリアランスが低下するおそれがある(動物実験において、ノギテカン塩酸塩の腎排泄に有機アニオントランスポーターが関与していることが示唆されているため)]。

高齢者

減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等

9.7.1. 2歳未満の乳幼児:投与しないこと〔2.5参照〕。

臨床検査結果に及ぼす影響

12.1. ベネディクト試薬による尿糖検査では偽陽性を呈することがある。

12.2. パラアミノ馬尿酸の尿中排泄を抑制、フェノールスルホンフタレインの尿中排泄を抑制、17−ケトステロイドの尿中排泄を抑制することがある。

12.3. スルホブロモフタレインの肝及び腎からの排泄を抑制することがある。

過量投与

13.1. 症状

過量投与時、昏睡や中枢神経系が刺激され痙攣、呼吸不全を引き起こすことがある。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

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