血管収縮薬 > α刺激薬
薬効分類 | 血管収縮薬 > α刺激薬 |
一般名 | ナファゾリン硝酸塩液 |
薬価 | 4円 |
メーカー | 日新製薬 |
最終更新 | 2018年01月改訂(第8版) |
鼻腔内には1回2〜4滴を1日数回、咽頭・喉頭には1回1〜2mLを1日数回塗布又は噴霧する。なお、年齢、症状により適宜増減する。局所麻酔剤への添加には、局所麻酔剤1mLあたり0.05%液2〜4滴の割合で添加する。
上気道諸疾患の充血・うっ血、上気道粘膜表面麻酔時における局所麻酔剤の効力持続時間の延長。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.過敏症:(頻度不明)過敏症状[症状が現れた場合には使用を中止する]。
2.精神神経系:(頻度不明)眠気等の鎮静作用(特に小児)、神経過敏、頭痛、眩暈、不眠症。
3.循環器:(頻度不明)血圧上昇。
4.呼吸器:(頻度不明)くしゃみ。
5.胃腸:(頻度不明)悪心・嘔吐。
6.鼻:(頻度不明)鼻熱感、鼻刺激痛、鼻乾燥感、嗅覚消失、反応性鼻充血、鼻漏。
7.長期使用:(頻度不明)顆粒球減少、反応性低下。
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2歳未満の乳・幼児[本剤の作用が強く現れ、ショックを起こすことがある]。
3.MAO阻害剤投与中の患者[併用により、急激な血圧上昇を起こす恐れがある]。
1.冠動脈疾患のある患者[冠動脈疾患を悪化させる恐れがある]。
2.高血圧症の患者[血圧が上昇する恐れがある]。
3.甲状腺機能亢進症の患者[本剤に対する感受性が高まる恐れがある]。
4.糖尿病の患者[血糖値が上昇する恐れがある]。
5.交感神経作用薬による不眠、眩暈等の既往のある患者[本剤の作用が強く現れる恐れがある]。
(重要な基本的注意)
連用又は頻回使用により反応性低下や局所粘膜二次充血を起こすことがあるので、急性充血期に限って使用するか、又は適切な休薬期間をおいて使用する。
併用禁忌:MAO阻害剤[急激な血圧上昇が起こる恐れがある(本剤はアドレナリン作動薬であり、MAO阻害剤の投与を受けている患者では、ノルアドレナリンの蓄積が増大しているため、併用した場合急激な血圧上昇が起こる恐れがある)]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への使用)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用する[妊娠中の使用に関する安全性は確立していない]。
(小児等への使用)
1.過量投与により、発汗、徐脈、昏睡等の全身症状が現れやすいので、使用しないことが望ましい。
2.やむを得ず小児に使用する場合には、使用法を正しく指導し、経過の観察を十分に行う。
1.過量投与時の徴候、症状:主な全身作用として、血圧上昇と二次作用として臓器虚血がみられる。
過量投与時に幼・小児では顕著な鎮静が現れ、迅速な処置が必要となり、幼・小児でみられる症状に次のようなものがある[1)呼吸機能:呼吸数低下又はチェーン・ストークス型不規則呼吸、二次性肺水腫、2)心血管系:頻脈、高血圧、反射性徐脈、重度の場合;一過性血圧上昇の後に低血圧及びショック、心律動障害、冠動脈収縮に伴う狭心症様症状、3)中枢神経系:一過性興奮及び反射亢進、次いで体温低下や意識障害等の中枢神経系抑制、瞳孔散大、一過性神経過敏、頭痛、眠気、眩暈、4)皮膚・粘膜:四肢冷却、蒼白、発汗、悪寒]。
2.過量投与時の処置:微温の等張食塩液で鼻腔内を繰り返しすすぎ、洗浄液を吐き出させる、過量投与時、患者の意識障害がみられる場合や幼・小児では頭を下げた姿勢をとらせ、鼻をすすぎ、同時に嚥下を避けるために鼻−咽頭腔の吸引を行う。
特別な処置法は知られていないが、その薬理作用から次のような処置法が考えられる。
1).過量投与による呼吸不全:酸素供給、気管内挿管、人工呼吸。
2).過量投与による高血圧:動脈及び中心静脈圧をモニターしながらα−ブロッカー(フェントラミンの点滴静注等)又は直接的血管拡張作用のある薬剤(ヒドララジン静注等)の投与。
3).過量投与による低血圧:両下肢を挙上し、血漿増量剤を投与(血管作用薬が必要な場合、その効果をモニターし、用量を調節しながら投与)。
4).過量投与による心律動障害:不整脈の一般的処置法に準ずる。
5).過量投与による痙攣、興奮性亢進状態:酸素供給、十分な換気、ジアゼパム又は短時間作用型バルビツール酸系の投与(抗痙攣剤が換気不全を悪化させることがあり、また興奮状態から突然中枢神経抑制状態に変わることがあるので注意する)。
(適用上の注意)
眼科用として使用しない。
1.調剤上の留意点:本品を小分けする場合は、微生物の混入等汚染が起きないよう注意し、一度小分けしたものは、本品容器に戻さない。また、汚染が起きたときは使用しない。
2.使用期限内であっても、開封後はなるべく速やかに使用する。
外国において類似化合物(塩酸キシロメタゾリン)による治療中、原因不明の突然死が報告されている。
薬効分類 | 血管収縮薬 > α刺激薬 |
一般名 | ナファゾリン硝酸塩液 |
薬価 | 4円 |
メーカー | 日新製薬 |
最終更新 | 2018年01月改訂(第8版) |
鼻腔内には1回2〜4滴を1日数回、咽頭・喉頭には1回1〜2mLを1日数回塗布又は噴霧する。なお、年齢、症状により適宜増減する。局所麻酔剤への添加には、局所麻酔剤1mLあたり0.05%液2〜4滴の割合で添加する。
上気道諸疾患の充血・うっ血、上気道粘膜表面麻酔時における局所麻酔剤の効力持続時間の延長。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.過敏症:(頻度不明)過敏症状[症状が現れた場合には使用を中止する]。
2.精神神経系:(頻度不明)眠気等の鎮静作用(特に小児)、神経過敏、頭痛、眩暈、不眠症。
3.循環器:(頻度不明)血圧上昇。
4.呼吸器:(頻度不明)くしゃみ。
5.胃腸:(頻度不明)悪心・嘔吐。
6.鼻:(頻度不明)鼻熱感、鼻刺激痛、鼻乾燥感、嗅覚消失、反応性鼻充血、鼻漏。
7.長期使用:(頻度不明)顆粒球減少、反応性低下。
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2歳未満の乳・幼児[本剤の作用が強く現れ、ショックを起こすことがある]。
3.MAO阻害剤投与中の患者[併用により、急激な血圧上昇を起こす恐れがある]。
1.冠動脈疾患のある患者[冠動脈疾患を悪化させる恐れがある]。
2.高血圧症の患者[血圧が上昇する恐れがある]。
3.甲状腺機能亢進症の患者[本剤に対する感受性が高まる恐れがある]。
4.糖尿病の患者[血糖値が上昇する恐れがある]。
5.交感神経作用薬による不眠、眩暈等の既往のある患者[本剤の作用が強く現れる恐れがある]。
(重要な基本的注意)
連用又は頻回使用により反応性低下や局所粘膜二次充血を起こすことがあるので、急性充血期に限って使用するか、又は適切な休薬期間をおいて使用する。
併用禁忌:MAO阻害剤[急激な血圧上昇が起こる恐れがある(本剤はアドレナリン作動薬であり、MAO阻害剤の投与を受けている患者では、ノルアドレナリンの蓄積が増大しているため、併用した場合急激な血圧上昇が起こる恐れがある)]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への使用)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用する[妊娠中の使用に関する安全性は確立していない]。
(小児等への使用)
1.過量投与により、発汗、徐脈、昏睡等の全身症状が現れやすいので、使用しないことが望ましい。
2.やむを得ず小児に使用する場合には、使用法を正しく指導し、経過の観察を十分に行う。
1.過量投与時の徴候、症状:主な全身作用として、血圧上昇と二次作用として臓器虚血がみられる。
過量投与時に幼・小児では顕著な鎮静が現れ、迅速な処置が必要となり、幼・小児でみられる症状に次のようなものがある[1)呼吸機能:呼吸数低下又はチェーン・ストークス型不規則呼吸、二次性肺水腫、2)心血管系:頻脈、高血圧、反射性徐脈、重度の場合;一過性血圧上昇の後に低血圧及びショック、心律動障害、冠動脈収縮に伴う狭心症様症状、3)中枢神経系:一過性興奮及び反射亢進、次いで体温低下や意識障害等の中枢神経系抑制、瞳孔散大、一過性神経過敏、頭痛、眠気、眩暈、4)皮膚・粘膜:四肢冷却、蒼白、発汗、悪寒]。
2.過量投与時の処置:微温の等張食塩液で鼻腔内を繰り返しすすぎ、洗浄液を吐き出させる、過量投与時、患者の意識障害がみられる場合や幼・小児では頭を下げた姿勢をとらせ、鼻をすすぎ、同時に嚥下を避けるために鼻−咽頭腔の吸引を行う。
特別な処置法は知られていないが、その薬理作用から次のような処置法が考えられる。
1).過量投与による呼吸不全:酸素供給、気管内挿管、人工呼吸。
2).過量投与による高血圧:動脈及び中心静脈圧をモニターしながらα−ブロッカー(フェントラミンの点滴静注等)又は直接的血管拡張作用のある薬剤(ヒドララジン静注等)の投与。
3).過量投与による低血圧:両下肢を挙上し、血漿増量剤を投与(血管作用薬が必要な場合、その効果をモニターし、用量を調節しながら投与)。
4).過量投与による心律動障害:不整脈の一般的処置法に準ずる。
5).過量投与による痙攣、興奮性亢進状態:酸素供給、十分な換気、ジアゼパム又は短時間作用型バルビツール酸系の投与(抗痙攣剤が換気不全を悪化させることがあり、また興奮状態から突然中枢神経抑制状態に変わることがあるので注意する)。
(適用上の注意)
眼科用として使用しない。
1.調剤上の留意点:本品を小分けする場合は、微生物の混入等汚染が起きないよう注意し、一度小分けしたものは、本品容器に戻さない。また、汚染が起きたときは使用しない。
2.使用期限内であっても、開封後はなるべく速やかに使用する。
外国において類似化合物(塩酸キシロメタゾリン)による治療中、原因不明の突然死が報告されている。
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