【いよいよボジョレー解禁!】エビデンスなしのキャッチコピーが面白すぎる!
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医師のためのLIFESTYLE特集

1年前

【いよいよボジョレー解禁!】エビデンスなしのキャッチコピーが面白すぎる!

【いよいよボジョレー解禁!】エビデンスなしのキャッチコピーが面白すぎる!
11月17日はボジョレー・ヌーボーの解禁日。 「面白すぎる」 と毎年話題になるキャッチコピーをご存知だろうか。 裏話も合わせて紹介する。

今年の価格は2倍

ヌーボーはフランス語で 「新しい」 。 ボジョレー・ヌーボーはフランス・ブルゴーニュ地方のボジョレー地区で、 その年に収穫されたぶどうで作るワインの新酒のことを指す。

ちなみに、 今年のボジョレーは軒並み高騰している。 輸送費高騰や円安のあおりを受けているためで、 小売価格が昨年比2倍以上になる商品もあるという。

とにかくべた褒め

そんなボジョレーのキャッチコピーについて、 「べた褒めしすぎじゃない?」 と感じたことのある医師も多いのではないか。 最高級の褒め言葉で毎年 「当たり年」 と言っているような印象で、 「どの年が一番おいしいの?」 と突っ込みたくなる

過去20年を振り返ってみると、 例えば、 「過去10年で最高と言われた2001年を上回る出来栄え」 (2002年) 、 「100年に1度の出来、近年にない良い出来」 (2003年) 。

【いよいよボジョレー解禁!】エビデンスなしのキャッチコピーが面白すぎる!

「これらを超えるボジョレーは当分出ないな」 と思いきや、 2009年は 「50年に1度の出来栄え」 、 続く2010年は 「2009年と同等の出来栄え」 、 2015年は 「今世紀で最高の出来」 「我がワイン人生最良のヌーボー」 と、 特にはっきりしたエビデンスもなく大絶賛だ

キャッチコピーは2種類ある

これらのキャッチコピー、 実は公式のものではない。 サントリーが販売拡大を狙って、 フランスの公式見解をアレンジしたという。 公式のキャッチコピーは現地のボジョレーワイン委員会によるぶどうの評価を元に、 フランス食品振興会(SOPEXA)が発表したもの。 つまり、 キャッチコピーには2種類あるということだ。

公式は「並外れて素晴らしい年」 (2003年) 、「桁外れに素晴らしい年」 (2009年) 、 「2017年、 2015年、 2009年と並び珠玉のヴィンテージとして歴史に刻まれるでしょう」 (2018年) などのフレーズはあるものの、 全体としてサントリーのキャッチコピーに比べて控えめな表現が多い。

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無料のオンラインイベントも

ちなみに今年は公式が 「太陽に恵まれたヴィンテージ 果実味とストラクチュアの完璧なバランス」 サントリーは 「果肉たっぷりの赤いベリーやいちごのジャムを口いっぱい含んだような味わい」

これを知った上でボジョレーを味わうと、また違った楽しみ方が出来るかもしれない。

ボジョレーワイン委員会は18日夜、 フランスの生産者や日本のソムリエらとオンラインでつなぎ、 ボジョレーを味わうイベントを開催する。 参加は無料。 申込みなどの詳細はこちらへ。

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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