概要
計算
監修医師

本ツールについて

ハイゼントラ®の電子添付文書をもとにした体重別および 静注用人免疫グロブリン製剤 (IVIG) 移行時の用量を算出いただけます。

なお、 投与速度や必要資材の算出については、 🔢こちらのツールを活用下さい。


ハイゼントラ®の用法及び用量

無又は低ガンマグロブリン血症の場合

通常、 人免疫グロブリンGとして50~200mg (0.25~1mL) /kg体重を週1回皮下投与する。 2週間に1回投与する場合には、 1週あたりの用量の2倍量 (100~400mg (0.5~2mL) /kg体重) を皮下投与する。 なお、 患者の状態に応じて、 1週もしくは2週あたりの投与量及び投与回数は適宜増減する。

今回の改訂で、 週1回の用法及び用量だけでなく、 2週間に1回の用法及び用量での投与も可能となりました。 
ハイゼントラの投与量計算

最大投与量と投与速度について

シリンジポンプを使用した皮下注射を行いますが、 1回目と2回目以降で1箇所あたりの最大投与量および投与速度が異なるため注意が必要です。 なお、 専用のY字接続チューブを用いた複数箇所への同時投与により、 投与に要する時間を短縮することも可能です。

ハイゼントラの投与量計算

ハイゼントラ®専用Y字接続チューブの使用例

ハイゼントラの投与量計算

体重別の投与量早見表

体重別:週に1回投与の場合

▼初回投与 (100mg/kg体重)

本表は【投与速度20mL/時間】を想定しています
ハイゼントラの投与量計算
*投与速度は患者の状態に応じて設定して下さい。 ルートには残液が残ることを考慮の上、 用量の設定をご検討ください。

▼2回目~ (100mg/kg体重)

本表は【投与速度50mL/時間】を想定しています
ハイゼントラの投与量計算
*投与速度は患者の状態に応じて設定して下さい。 ルートには残液が残ることを考慮の上、 用量の設定をご検討ください。

体重別:2週間に1回投与の場合

初回投与 (200mg/kg体重*)

※週1回100mg/kg体重の2倍量
*本表は【投与速度20mL/時間】を想定しています
ハイゼントラの投与量計算
*投与速度は患者の状態に応じて設定して下さい。 ルートには残液が残ることを考慮の上、 用量の設定をご検討ください。

▼2回目~ (200mg/kg体重*)

※週1回100mg/kg体重の2倍量
*本表は【投与速度50mL/時間】を想定しています
ハイゼントラの投与量計算
*投与速度は患者の状態に応じて設定して下さい。 ルートには残液が残ることを考慮の上、 用量の設定をご検討ください。
なお、 無又は低ガンマグロブリン血症において、 静注用人免疫グロブリン製剤からハイゼントラ®に切り替える患者においては、 1週あたりの投与量は、 静注用人免疫グロブリン製剤を3週間間隔で投与していた場合は1/3量、 4週間間隔で投与していた場合は1/4量から開始し、 初回投与は静注用人免疫グロブリン製剤の最終投与1週間後に投与する。 また、 2週間に1回投与する場合には1週あたりの2倍量とすること。

ハイゼントラ®の投与方法

①薬液を抽出 > ②針をセット >③プライミング

ハイゼントラの投与量計算

④穿刺 > ⑤固定 > ⑥シリンジポンプで投与

ハイゼントラの投与量計算

穿刺部位について

腹部・大腿部・上腕外側・腰部から、 皮下脂肪が豊富な部位を選択します。 また、 血管、 ウエストライン、 臍周囲、 大腿内側、 痛みのある部位は注射を避けてください。

前面

ハイゼントラの投与量計算

背面

ハイゼントラの投与量計算
前回の投与部位から5㎝以上離れた場所を選び、 投与部位のローテーションを行います。

ハイゼントラの投与量計算
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

監修・協力医一覧
ハイゼントラの投与量計算
ハイゼントラの投与量計算

ハイゼントラの投与量計算

無又は低ガンマグロブリン血症の場合
2023年07月20日更新
概要
計算

本ツールについて

ハイゼントラ®の電子添付文書をもとにした体重別および 静注用人免疫グロブリン製剤 (IVIG) 移行時の用量を算出いただけます。

なお、 投与速度や必要資材の算出については、 🔢こちらのツールを活用下さい。


ハイゼントラ®の用法及び用量

無又は低ガンマグロブリン血症の場合

通常、 人免疫グロブリンGとして50~200mg (0.25~1mL) /kg体重を週1回皮下投与する。 2週間に1回投与する場合には、 1週あたりの用量の2倍量 (100~400mg (0.5~2mL) /kg体重) を皮下投与する。 なお、 患者の状態に応じて、 1週もしくは2週あたりの投与量及び投与回数は適宜増減する。

今回の改訂で、 週1回の用法及び用量だけでなく、 2週間に1回の用法及び用量での投与も可能となりました。 
ハイゼントラの投与量計算

最大投与量と投与速度について

シリンジポンプを使用した皮下注射を行いますが、 1回目と2回目以降で1箇所あたりの最大投与量および投与速度が異なるため注意が必要です。 なお、 専用のY字接続チューブを用いた複数箇所への同時投与により、 投与に要する時間を短縮することも可能です。

ハイゼントラの投与量計算

ハイゼントラ®専用Y字接続チューブの使用例

ハイゼントラの投与量計算

体重別の投与量早見表

体重別:週に1回投与の場合

▼初回投与 (100mg/kg体重)

本表は【投与速度20mL/時間】を想定しています
ハイゼントラの投与量計算
*投与速度は患者の状態に応じて設定して下さい。 ルートには残液が残ることを考慮の上、 用量の設定をご検討ください。

▼2回目~ (100mg/kg体重)

本表は【投与速度50mL/時間】を想定しています
ハイゼントラの投与量計算
*投与速度は患者の状態に応じて設定して下さい。 ルートには残液が残ることを考慮の上、 用量の設定をご検討ください。

体重別:2週間に1回投与の場合

初回投与 (200mg/kg体重*)

※週1回100mg/kg体重の2倍量
*本表は【投与速度20mL/時間】を想定しています
ハイゼントラの投与量計算
*投与速度は患者の状態に応じて設定して下さい。 ルートには残液が残ることを考慮の上、 用量の設定をご検討ください。

▼2回目~ (200mg/kg体重*)

※週1回100mg/kg体重の2倍量
*本表は【投与速度50mL/時間】を想定しています
ハイゼントラの投与量計算
*投与速度は患者の状態に応じて設定して下さい。 ルートには残液が残ることを考慮の上、 用量の設定をご検討ください。
なお、 無又は低ガンマグロブリン血症において、 静注用人免疫グロブリン製剤からハイゼントラ®に切り替える患者においては、 1週あたりの投与量は、 静注用人免疫グロブリン製剤を3週間間隔で投与していた場合は1/3量、 4週間間隔で投与していた場合は1/4量から開始し、 初回投与は静注用人免疫グロブリン製剤の最終投与1週間後に投与する。 また、 2週間に1回投与する場合には1週あたりの2倍量とすること。

ハイゼントラ®の投与方法

①薬液を抽出 > ②針をセット >③プライミング

ハイゼントラの投与量計算

④穿刺 > ⑤固定 > ⑥シリンジポンプで投与

ハイゼントラの投与量計算

穿刺部位について

腹部・大腿部・上腕外側・腰部から、 皮下脂肪が豊富な部位を選択します。 また、 血管、 ウエストライン、 臍周囲、 大腿内側、 痛みのある部位は注射を避けてください。

前面

ハイゼントラの投与量計算

背面

ハイゼントラの投与量計算
前回の投与部位から5㎝以上離れた場所を選び、 投与部位のローテーションを行います。

こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

監修・協力医一覧
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師

各領域の第一線の専門医が複数在籍

最新トピックに関する独自記事を配信中

HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

表・計算

臨床支援アプリHOKUTOでご利用いただける医療計算ツールのご紹介