計算
概要
監修医師

腎障害時の用量調整

CrCl1回投与量投与間隔
50~3~4g4~6時間ごと
10~503~4g6~8時間ごと
0~103~4g8時間ごと
血液透析
2g 8時間ごと(透析後に1g追加投与)
性別
kg
mg/dL
出典と注意点
サンフォード感染症治療ガイド2020
CrCl
--
ml/min
ピペラシリン
PIPC|piperacillin (ペントシリン®など)

ポイント

  1. 抗緑膿菌用ペニシリンのひとつ!
  2. アンピシリンに緑膿菌のカバーを加えて、 基本的にはグラム陰性桿菌の専門家
  3. βラクタマーゼ産生菌には無効である!

どんな細菌に効くの?

ピペラシリン
  • 緑膿菌を含めたグラム陰性桿菌に活性あり.
  • 嫌気性菌・MRSAには無効.

日常臨床で使用する疾患例

  • 緑膿菌による菌血症、 尿路感染症、 肺炎、 術後創部感染など
  • 米国では単剤では使用できない

臨床使用例

1回 4g 6時間毎(1日3回)

注意点

  • 薬価が高く、 保険用量が少ないことから臨床現場で使用しにくさはあるが、 緑膿菌感染に対して有効かつ最も狭域.
  • 2021年6月現在、 薬品情報に記載された投与方法は薬物動態学的に明らかに不足した量が記載されているため注意.
  • 腎排泄であり、 腎機能低下の場合は要減量.
  • 米国では単剤での入手不可 (TAZ合剤のみ).

参考商品名

最終更新:2024年3月25日
監修医師:聖路加国際病院/MDアンダーソンがんセンター感染症科 松尾貴公

ピペラシリン
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
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監修・協力医一覧
ピペラシリン
ピペラシリン

ピペラシリン

PIPC(ペントシリン®)
2021年11月23日更新

腎障害時の用量調整

CrCl1回投与量投与間隔
50~3~4g4~6時間ごと
10~503~4g6~8時間ごと
0~103~4g8時間ごと
血液透析
2g 8時間ごと(透析後に1g追加投与)
性別
kg
mg/dL
出典と注意点
サンフォード感染症治療ガイド2020
CrCl
--
ml/min

概要

PIPC|piperacillin (ペントシリン®など)

ポイント

  1. 抗緑膿菌用ペニシリンのひとつ!
  2. アンピシリンに緑膿菌のカバーを加えて、 基本的にはグラム陰性桿菌の専門家
  3. βラクタマーゼ産生菌には無効である!

どんな細菌に効くの?

ピペラシリン
  • 緑膿菌を含めたグラム陰性桿菌に活性あり.
  • 嫌気性菌・MRSAには無効.

日常臨床で使用する疾患例

  • 緑膿菌による菌血症、 尿路感染症、 肺炎、 術後創部感染など
  • 米国では単剤では使用できない

臨床使用例

1回 4g 6時間毎(1日3回)

注意点

  • 薬価が高く、 保険用量が少ないことから臨床現場で使用しにくさはあるが、 緑膿菌感染に対して有効かつ最も狭域.
  • 2021年6月現在、 薬品情報に記載された投与方法は薬物動態学的に明らかに不足した量が記載されているため注意.
  • 腎排泄であり、 腎機能低下の場合は要減量.
  • 米国では単剤での入手不可 (TAZ合剤のみ).

参考商品名

最終更新:2024年3月25日
監修医師:聖路加国際病院/MDアンダーソンがんセンター感染症科 松尾貴公

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監修・協力医一覧
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各領域の第一線の専門医が複数在籍

最新トピックに関する独自記事を配信中

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抗菌薬ガイド

抗菌薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬の腎機能別投与量の計算や、主な適応疾患、スペクトラムを確認することができます。監修は、MDアンダーソンがんセンター 兼 聖路加国際病院感染症科の松尾貴公先生。

※薬剤選択時には、必ず添付文書および最新安全性情報も併せてご確認下さい。