【青森市民病院】病院全体で研修医の成長を全力サポート!
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4ヶ月前

【青森市民病院】病院全体で研修医の成長を全力サポート!

【青森市民病院】病院全体で研修医の成長を全力サポート!
青森市民病院 (青森市) の初期研修は、 選択科目の自由度の高さや、 病院全体での手厚い指導が強みです。 豊木嘉一院長と、 研修医の守屋拓実先生 (1年次)、 進藤陸生先生 (2年次) に話を聞きました。

病院の概要

青森市民病院は臨床20科の総合病院で、 地域の中核公立病院として一般診療から救急医療、 高度医療まで幅広く対応しており、 年間2500件以上の救急車を受け入れています。 2018年には 「がん診療推進室」 を設置し、 がん診療において安全で高度なチーム医療を提供しています。

研修の特徴

1年目は接遇研修、 2020年 「日総研・接遇大賞」 受賞

――初期研修で大切にしていることは

豊木院長 「医療現場では、 医学知識や技術だけでなく、 コミュニケーション能力も求められます。 研修医1年目は、 当院のコミュニケーション向上推進委員会が実施している接遇研修に参加し、 患者さんや家族とのコミュニケーションが円滑に取れるよう勉強しています。 2020年には『日総研・接遇大賞』 (主催・一般社団法人看護&介護ひとづくり協会) を受賞しました」

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2020年のコミュニケーション向上推進委員会メンバー集合写真 (病院ホームページより)

幅広い臨床能力を身につける

――研修の特徴は

豊木院長 「手技に積極的で、 駆け込みの急患から高度な専門治療まで幅広く豊富な症例を経験できるのが特徴です。 当院では研修できない診療科・部門での研修環境も整え、 2024年からは松戸市立総合医療センター (千葉) で高度な救急医療の経験を積めるようになるほか、 青森県立中央病院と弘前大学医学部附属病院で呼吸器内科や形成外科などの診療科目を学べます。 研修医のニーズに応えながら、 医療チームの一員として安全で良質な医療を提供できる医師を育てます」

「研修医向けの講習会も定期的に実施しています。 先輩医師や医療スタッフのほか、 院外からも講師を招き、 CVやカテーテルの挿入、 CVポートの増設、 電気ショック、 気管挿管、 エコー検査などの指導を行っています」

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救急実技講習

「救急の研修では1年次は指導医とともに当直業務を経験する 「副直」 なので、 疑問点を指導医にすぐ相談し、 フィードバックを受けられます。 2年次には1人で当直となりますが、 段階を踏むので、 現場の動きを理解したうえで、 臨機応変な臨床能力が身に付くと考えています」

研修医の視点

スキルを伸ばしつつ、 健康的に働ける

――青森市民病院を研修先に選んだ理由は

守屋先生 「救急医療を含めた幅広い症例の経験を積めると感じたからです。 青森県出身者として地域医療に貢献したいという思いもありました。 病院見学時に医師・看護師・スタッフのチームワークが良く、 働きやすい環境だと感じたことも、 決め手の一つです」

進藤先生 「県内でも珍しい当直制度に魅力を感じたためです。 当直は、 夕方から午前0時半まで、 0時半から朝までの二部制で、 1年次も2年次も、 研修スケジュールに合わせて時間帯を選べます。 一晩通しの当直ではないため、 休息をしっかり取ることができます」

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研修医室で手技練習をする進藤先生 (左) と守屋先生

――実際に初期研修をした率直な感想は

守屋先生 「指導医や上級医が指導に熱心です。 医師と看護師、 スタッフの間に垣根がなく、 風通しがとてもいい環境です」

進藤先生 「研修医2年目では、 指導医の監督の下、 外来や病棟管理が任せられます。 手術の執刀をしたり、 急患の対応にあたったりしてスキルを磨けます。 コメディカルとのコミュニケーションに壁がなく、 外来や病棟に限らず救急の場面でもスムーズな連携ができます」

プライベートの相談もできる

―――指導医、 上級医との関係性は

守屋先生 「1年目が困っていると、 2年目の先輩が察知してアドバイスしてくれます。 休みの日は同期や先輩と一緒に、 バーベキューやバドミントン、 スキーやスケートなどをしています。 仕事やプライベートの悩みを聞いてもらうこともよくあります」

進藤先生 「1年目の時に、 先輩が縫合や点滴などの練習に付き合ってくれたり、 資料を共有してくれたりして有り難かったです。 それを見習って、 私も自分なりのポイントを資料に加え、 1年目の先生にアドバイスしています」

研修以外の魅力

医局バンドや野球チームも

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青森市民病院ウインターコンサート2019でのバンドライブ

――研修以外の生活環境は

豊木院長 「海や八甲田山が近くにある自然に恵まれた環境で、 おいしい食べ物がいっぱいあります。 電車・新幹線・空港・高速道路とアクセスの良い点も魅力です。 病院側が研修医の住みたいアパートを契約して敷金・礼金、 家賃・駐車場代の一部を負担したり、 学会参加の出張費や教科書代を支給したりと福利厚生も整えています」

「イベント活動も盛んで、 ここ数年はコロナの影響で開催できていませんが、 医局バンドを結成し、 歌ったり踊ったりするイベントを年2回開催しています。 医師同士の交流の場として、 病院対抗で野球の試合もしており、 当院野球部は2019年に北日本病院親睦野球大会で優勝しました」

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2019年の北日本病院親睦野球大会で優勝

研修先を迷っている人におすすめ

――医学生にメッセージを

豊木院長 「医師・看護師・スタッフと、 病院全体で充実した研修が受けられるようサポートしますので、 安心して研修できます」

守屋先生 「希望する専門の診療科が決まっている人も、 そうでない人も、 青森市民病院はオススメです。 決まっている人にとっては、 救急で他科の疾患もみるので、 広くCommon diseaseを診られるメリットがあります。 決まっていない人も全科当直プラス診療科が充実しており、 自分に合う科が見つかります」

進藤先生 「医師国家試験に向けた勉強は大変ですが、 空いた時間で病院見学や説明会に参加すると病院の生の雰囲気が分かってオススメです」

先生方のプロフィール

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▶青森市民病院の研修医募集ページ

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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