【諏訪赤十字病院】県内屈指の救急搬送、 Common Disease多数経験
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インタビュー

1ヶ月前

【諏訪赤十字病院】県内屈指の救急搬送、 Common Disease多数経験

【諏訪赤十字病院】県内屈指の救急搬送、 Common Disease多数経験
諏訪地域の3次救急の役割を担う諏訪赤十字病院 (長野県諏訪市) は、 県内トップクラスの救急搬送 (年間約4,000件 (ドクターカーを除く) ) があり、 Common Diseaseを数多く経験できます。 初期研修医 (1年次) の古荘雄一朗先生に研修プログラムの特徴などについて聞きました。 

研修の特徴

救急でファーストタッチを担える

ーー諏訪赤十字病院を研修先に選んだ理由は。

「救急領域でプライマリ・ケアができる病院で研修したいと考えていたことが一番の理由です。 研修医がファーストタッチを担うほか、 3次救急病院ならではの交通外傷や転落外傷などの症例が経験できる点も決め手でした」

「数多くの症例を診ることで、 診療に必要な『嗅覚』が鋭くなったと自負しています。 一見大したことのなさそうな患者さんであっても、 違和感を感じて検査すると、 重篤な疾患が見つかることもあります。 このように、 患者さんの違和感を察知したら、 スムーズに検査・治療を行うようにしています」

【諏訪赤十字病院】県内屈指の救急搬送、 Common Disease多数経験
救急外来での様子。 救急科指導医とともに救急患者のエコーを行う古荘先生

主治医制で対応力を養う

ーー研修医はどこまで診療に携われるのか。

「患者さんに許可を取れば、 研修医が実際に患者さんを受け持つことができます。 鑑別診断を上げて治療方針を立てるほか、 退院後の生活ができるかどうかも含めてトータルプロデュースします」

「急変時は研修医にファーストコールが飛んでくるので、 対応力が養われます。 起こりうる病態に対して検査や輸液の種類などを自分の頭で考え、 治療に臨んでいます」

上級医の万全なフォロー体制

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循環器内科指導医からレントゲン画像のレクチャーを受ける古荘先生

ーー上級医の指導は。

「例えば、 胃腸炎の整腸剤を処方した際、 添付文書通りに薬の量を調整したのですが、 その患者さんにとっては多すぎるというケースがありました。 ミスをした際のフォローが丁寧で、 本当に有り難いです。 疑問点を質問しやすい雰囲気を作ってくれているとも感じます」

実践的なスキルが養われる救護活動

ーーイベントや実災害での救護活動も経験できる。

「当院の研修では、 諏訪湖の花火大会やマラソン大会の救護班に参加、 また被災地へのDMATや救護班の派遣に同行できます。 この度、 私も能登半島地震のDMAT派遣に同行させていただきました。 私の参加したDMATチームは、 輪島市門前町現場指揮所の本部運営に入り、 避難所巡回のライン表作成や避難所アセスメント集計、 避難所支援の方針立案などに従事し、 研修医のできる範囲でその活動を手伝いました。 研修医が被災地に行き、 医療活動ができるのは当院の大きな特徴であると思います」

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輪島市門前現場指揮初にて本部活動を行う古荘先生 (手前左)

ドクターカーで現場へ、 交通外傷も経験

ーードクターカーを使った診療もある。

「諏訪地域では胸痛や意識レベルの低下などがドクターカー要請の基準になっており、 要請が入ったら上級医の先生、 看護師、 救命士と一緒に現場に向かいます。 交通外傷の対応で事故現場に赴き、 ドクターカーへ患者を乗せた後、 バイタルチェックしながら挿管対応のサポートなどをすることもあります。 救急外来ではなかなか体験できない症例を経験できます」

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ドクターカー出動現場での様子。 事故現場で対応する古荘先生 (右)

同僚や上級医・コメディカルとの関係性

みんなで高め合いながら学べる

ーー研修医同士の関係は。

「真面目で向上心を持っている研修医が多く、 皆で高め合っています。 プライベートでは会食に行ったり、 みんなでイベントに参加したりしています」

ーーコメディカルスタッフを含めた病院の雰囲気は。

「日赤グループにはテニスやバトミントンなどの部活があり、 コメディカルスタッフも参加しています。 年1回開催される日赤グループ内の全国スポーツ大会に向けて切磋琢磨しながらも、 楽しい雰囲気で関係性はとても良いと感じています」

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中部ブロック赤十字病院スポーツ大会に参加する同期研修医

知らないことを知ろうとする姿勢が大事

ーーどのような人が諏訪赤十字病院に向くか。

「向上心をもって、 知らないことを知ろうと努力できる人が向いていると思います。 初期研修で何が得られるかは自分次第です。 スキルや知識を向上させることに喜びを感じ、 前向きに取り組める人は諏訪赤十字病院の研修にフィットするはずです」

先生のプロフィール

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▶諏訪赤十字病院のホームページ

▶諏訪赤十字病院の臨床研修案内ページ

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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